娼館の人気No.1はハジメテの夜を夢見てる
·····が、返ってきたのは思ってもない言葉だった。


「だってリリス、俺の裸好きじゃん····」
「·····は、え!?!?」

戦場での怪我の話が何故こうなった!?と一瞬でパニックになる。
いやほんと、なんでこんな話になった!?

「本当にかすり傷程度の怪我しかしなかったが、リリスがその、俺の体を楽しみにしてる気がして治して貰ったっていうか···」
「体を楽しみにって何!!言い方!!!」

突然の辱しめに一気に顔が茹で上げられる。

「え、俺の裸好きじゃない···?」

しかし子犬のようにそっと窺われると羞恥より愛しさが勝つ訳で····

「す···き、だけど···っ!」
「あはは、俺も」

そのまま転がるようにして覆い被さってきたシャルに噛み付くようにキスされた。

「俺もリリスの体好きだよ。まぁ全部好きなんだけど」

なんて囁かれ、そのまま何度も唇を重ねる。

“子犬じゃなくて狼だったか”
なんてくだらない事が頭を過り、そして相変わらずの自分達に『シャルが帰ってきた』という実感がやっと出てきて胸が熱くなった。


「普通の服脱がすの新鮮だな、あ、脱がしていい···よな?」
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