娼館の人気No.1はハジメテの夜を夢見てる
だって私に必要なのはこの人だけだから。



“大切な貴方となら、どこでだって絶対幸せだと言いきれるもの”


「シャル!私と出会ってくれてありがとう」

正直な気持ちをそう伝えると、照れたらしいシャルはいつものように少し頬を染めながらスイッと視線を横にずらす。

「それは俺の台詞だ」

なんて、嬉しい言葉を言いながら。



「でも、リリスのウェディングドレス···好きなのを着せてやりたかったのになぁ···」
なんて、国ではなくどうも“私”に未練のあるシャルに笑ってしまう。

「ウェディングドレスは、どんなデザインを着るのかが問題じゃないわ。誰の隣で着るかが重要でしょう?」

私の台詞を聞いたシャルは少し目を見開き、そしてすぐに破顔して。

「やっぱりリリスには敵わないな」
「ふふっ、何しろ私、これでも娼館の元No.1なので!」
「俺も元No.1なはずなんだけどな、手のひらで転がされてるよ」

そう二人でまた笑い合い、簡単なテントを張ってすぐに寝る準備をした。



「私がいるから今日も最高に幸せな夢を見せてあげるわね」
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