娼館の人気No.1はハジメテの夜を夢見てる
“王女様に会わないように直接陛下のとこに行った、なんて黒い笑顔で言ってたけど···脅してないわよね···”

なんて少し不安になりつつも、私達はそのまま馬一頭と最低限の荷物、少しの···とは言えない、シャルから貰った大金をこそっと持って今はもう隣国の近くまで来ている。


“ま、まぁお金は持ってて損はないしね!?盗賊とかに狙われるかもだけどそこはまぁ、シャルがいるし···”


「リリス、国境はどうする?」
「流石に入国出来ないわよね?」

なんて呟くと、イイ笑顔をしたシャルに

「英雄の力を使ってみるか、有効なうちに!」

なんて提案された。

「もう英雄じゃないくせに」
なんて笑うと、その噂がここに届くまでに使い倒しておかないとな!なんて言い切られる。


「エト達どうしてるかしらね?」
「さぁ、てか団長達まだいたらどうしようかな、死ぬほどいじられそうで会いたくないんだけど···」


まず向かうはエト達のところ。
そこで元英雄の“便利屋”として暮らすのもいいね、なんて話をしていて。
それに馴染めなければ他の国に行ってもいいし、ずっと旅でもいいのだ。
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