アイドルプロジェクト!
「未来へ羽ばたく準備はできているカイ?覚悟はできたカイ?」


胸が高鳴る。


「キミたちの歴史が始まる。キミたちの時代が始まる」


まだ見ぬ世界がわたしを呼んでる気がした。


「さあ、存分に楽しみなさい。それが、今のキミたちにできる最大限!キミたちはこの世界に挑み続けることができる。感謝を忘れず、胸を張って。




…ーー今がキミたちの夢を叶えるシュンカンだ!」





「はいっ!」



気づいたら、誰よりも先に部屋中にわたしの声が響いていた。
普段は絶対こんなことしない。
でも、今は、今だけは、このどうしようもない感情を表したくて、表現してみたくて。
勝手に声が出た。
そう、ほんと無意識に。

わたしのナカでなにかが溢れた。

この気持ちの正体は一体なんだろう。


ここならその答えがわかる気がした。
答えが隠れていると思ったんだ。
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