仕返しのつもりだったのに、溺愛されているようでなんだか幸せです
なんと高柳は立てない京子を抱き上げたのだった。
お姫様抱っこ状態に京子は悲鳴を上げる。
「きゃーちょっと何をするのですか!」
「あまり暴れないでくださいね。落としたら大変なので。」
恥ずかしがる京子を高柳は軽々持ち上げて、医務室へと歩き出した。
京子は恥ずかしさでどうにかなってしまいそうだったが、男の人にお姫様抱っこされるのは初めての経験だった為、少しだけドキドキしてしまう自分がいたのだった。
医務室の医師に診てもらい、京子は軽い捻挫だと言われた。
京子は高柳に向かって声をあげた。
「運んでくれてありがとうございます。…もう大丈夫ですから。」
高柳は少し考えるととんでもない事を言い出した。
その足だと暫く不自由を掛けてしまいますね。
では私が毎日車でお送りしましょう。
京子は慌てて大きな声を出した。
「い…いいえ!結構です。」