仕返しのつもりだったのに、溺愛されているようでなんだか幸せです
翌日、北斗と太一は早速動き出すようだ。
秘書の高柳も今回の事件を知り太一の家に駆けつけてくれた。
そして北斗たちへの協力を申し出てくれた。
北斗は沙羅に向かって真面目な表情をした。
「沙羅、少し早まったが近くに居てくれた方が安心だ。僕の家に引っ越してくれないか。」
「あの…良いのでしょうか…ありがとうございます。…助かります。」
北斗は沙羅がマンションへ戻るとまた危険な目に合うかも知れないと、自分の家に引へ越しすることを申し出た。
沙羅もマンションにはもう戻れないと思っていたので、北斗に迷惑をかけたくないがありがたい。
「これから俺達は夫婦なんだ。頭なんて下げないでくれ。君を巻き込んでしまった俺の責任だ。」
あらたまった挨拶をして、頭を下げた沙羅の両肩に北斗は手を置いた。
「いいえ、違います。北斗さんは私を助けてくださいました。巻き込んだ何て言わないでください。これくらい私は平気です。」
北斗は優しい眼差しで沙羅を見た。
「…ありがとう、沙羅。君は強いて優しいな。」