女王陛下は溺愛禁止!
第五章
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***
拘束されたラドウィルトは警備兵の詮議を受けたのち、自室に軟禁となった。
部屋の前には二名の兵が交代で立ち、出ることは許されない。
どうしてだ。なにが起きた。
ラドウィルトは歯噛みする。
暗殺者は彼の命を受けたと言っていたという。
自分がクライドを暗殺するなどありえない。
やるならもっとうまくやる。事故死に見せかけることもできる。第一、王宮内で狙うなどという愚かな真似はしない。
アンジェリアはわかっているはずだ。だが、周囲への手前、自分を拘束せざるを得ない。
警備兵には、クライドばかりかリストンの自称王族の伯爵を狙った事件、クライドが高級宿で襲われた事件までラドウィルトの企図したものだと思われているようだった。
動機はアンジェリアへの思慕だとされた。
彼女を独占したいあまりにクライドや王配候補を狙ったとされたが、強引で拙速な結論にしか思えない。
アンジェリアを誰にも渡したくないならば、襲撃などせずとも縁談をすべて断る方に向ければいい。彼女は非婚を公言しているのだし、王命だと言えばすむ。その上で、自分を王配にするべく根回しをすればいい。
それをわざわざ襲撃して候補者を遠ざけるなど、そんな愚行を犯すわけがない。
だが、警備の者たちはラドウィルトを第一の容疑者としている。
警備兵はメイドに身をやつした暗殺者を近付けたミスもあり、今度も宮殿の奥深くにまで凶手の侵入を許している。早く犯人を挙げて面目を保ちたいのはわかるが、仕立て上げられてはたまらない。
拘束されたラドウィルトは警備兵の詮議を受けたのち、自室に軟禁となった。
部屋の前には二名の兵が交代で立ち、出ることは許されない。
どうしてだ。なにが起きた。
ラドウィルトは歯噛みする。
暗殺者は彼の命を受けたと言っていたという。
自分がクライドを暗殺するなどありえない。
やるならもっとうまくやる。事故死に見せかけることもできる。第一、王宮内で狙うなどという愚かな真似はしない。
アンジェリアはわかっているはずだ。だが、周囲への手前、自分を拘束せざるを得ない。
警備兵には、クライドばかりかリストンの自称王族の伯爵を狙った事件、クライドが高級宿で襲われた事件までラドウィルトの企図したものだと思われているようだった。
動機はアンジェリアへの思慕だとされた。
彼女を独占したいあまりにクライドや王配候補を狙ったとされたが、強引で拙速な結論にしか思えない。
アンジェリアを誰にも渡したくないならば、襲撃などせずとも縁談をすべて断る方に向ければいい。彼女は非婚を公言しているのだし、王命だと言えばすむ。その上で、自分を王配にするべく根回しをすればいい。
それをわざわざ襲撃して候補者を遠ざけるなど、そんな愚行を犯すわけがない。
だが、警備の者たちはラドウィルトを第一の容疑者としている。
警備兵はメイドに身をやつした暗殺者を近付けたミスもあり、今度も宮殿の奥深くにまで凶手の侵入を許している。早く犯人を挙げて面目を保ちたいのはわかるが、仕立て上げられてはたまらない。