女王陛下は溺愛禁止!
2
屋敷で茶会の準備をしていたレイジェリーナは、慌てて入ってきた侍女に目をやった。
「どうしましたの?」
尋ねるレイジェリーナに、侍女はあわあわと口を開く。
「ラドウィルト様が、逮捕されたそうです」
「え!?」
レイジェリーナは言葉をなくした。
彼のことはよく知っている。補佐官として誰よりも姉に尽くしてくれていた。かつては彼がアンジェリアと結婚するものだと思い込んでいた。
「どうして」
「クライド殿下の暗殺を目論んだそうです」
「まさか」
レイジェリーナは動揺したが、もうすぐ茶会の時間だ。
落ち着かないまま準備を済ませ、来客を迎える。
開かれた茶会ではその話題でもちきりで、質問攻めにあった。だが、私もまだよくわからなくて、と笑んでやりすごした。
茶会は情報交換の場でもある。迂闊なことを言えば予期せぬ噂が流れ、アンジェリアに不利になりかねない。
アンジェリアをクライドが守ったエピソードですら、一部では彼女がクライドを盾にしたと噂されている。悪い解釈をする者はいくらでもどこにでもいる。
夜になり、マリオンが帰ってくると、すぐさま問い詰めた。
「なにが起こってますの? 姉上は大丈夫ですの? クライド殿下は? ラドウィルト様は本当に犯人ですの?」
「どうしましたの?」
尋ねるレイジェリーナに、侍女はあわあわと口を開く。
「ラドウィルト様が、逮捕されたそうです」
「え!?」
レイジェリーナは言葉をなくした。
彼のことはよく知っている。補佐官として誰よりも姉に尽くしてくれていた。かつては彼がアンジェリアと結婚するものだと思い込んでいた。
「どうして」
「クライド殿下の暗殺を目論んだそうです」
「まさか」
レイジェリーナは動揺したが、もうすぐ茶会の時間だ。
落ち着かないまま準備を済ませ、来客を迎える。
開かれた茶会ではその話題でもちきりで、質問攻めにあった。だが、私もまだよくわからなくて、と笑んでやりすごした。
茶会は情報交換の場でもある。迂闊なことを言えば予期せぬ噂が流れ、アンジェリアに不利になりかねない。
アンジェリアをクライドが守ったエピソードですら、一部では彼女がクライドを盾にしたと噂されている。悪い解釈をする者はいくらでもどこにでもいる。
夜になり、マリオンが帰ってくると、すぐさま問い詰めた。
「なにが起こってますの? 姉上は大丈夫ですの? クライド殿下は? ラドウィルト様は本当に犯人ですの?」