女王陛下は溺愛禁止!
2
マリオンは祭壇の前に立ち、アンジェリアたちをじろりと見る。
「マリオン殿、どうしてこのようなことを」
アンジェリアの問いに、マリオンは顔を歪めた。
「言ったでしょう、あなたのせいだと」
「私のせいとは、なんのことだ!?」
マリオンは目を細めてアンジェリアを見る。
「私の息子に王位を譲るなどと言うから、私は夢を見てしまいました」
「夢、とは……」
「私の息子が王になる夢、ですよ。その前提にはあなたが結婚しない、というものがある。だが、あなたはこの王子と結婚を決めたという。ならば私の子が王になることはなくなる」
「私の発言が原因だと」
アンジェリアの顔から血の気が引いた。
「一度は私の子を王太子にしようとした、なのに結婚するなど、ひどい裏切りです」
「戯言を」
ラドウィルトが唸る。
アンジェリアがクライドに子どもなどほしくないと言ったことをマリオンは知らない。結婚したのちは子を成して、その子を王位に就けるのだと思ったのだろう。
「そうして気が付きました。私にも王族の血が流れている。遠い祖先のものとはいえ、王族の血であることに変わりはない。たまたま陛下が直系だっただけのこと。私にも王位の可能性はあったはずです。なおかつ、陛下と違って私には魔力がある。私こそ、真の王族であったと思わざるをえません」
「結局は自分が王になりたいだけか」
アンジェリアが吐き捨てると、マリオンは笑った。
「マリオン殿、どうしてこのようなことを」
アンジェリアの問いに、マリオンは顔を歪めた。
「言ったでしょう、あなたのせいだと」
「私のせいとは、なんのことだ!?」
マリオンは目を細めてアンジェリアを見る。
「私の息子に王位を譲るなどと言うから、私は夢を見てしまいました」
「夢、とは……」
「私の息子が王になる夢、ですよ。その前提にはあなたが結婚しない、というものがある。だが、あなたはこの王子と結婚を決めたという。ならば私の子が王になることはなくなる」
「私の発言が原因だと」
アンジェリアの顔から血の気が引いた。
「一度は私の子を王太子にしようとした、なのに結婚するなど、ひどい裏切りです」
「戯言を」
ラドウィルトが唸る。
アンジェリアがクライドに子どもなどほしくないと言ったことをマリオンは知らない。結婚したのちは子を成して、その子を王位に就けるのだと思ったのだろう。
「そうして気が付きました。私にも王族の血が流れている。遠い祖先のものとはいえ、王族の血であることに変わりはない。たまたま陛下が直系だっただけのこと。私にも王位の可能性はあったはずです。なおかつ、陛下と違って私には魔力がある。私こそ、真の王族であったと思わざるをえません」
「結局は自分が王になりたいだけか」
アンジェリアが吐き捨てると、マリオンは笑った。