気まぐれヤンキーくんのあまのじゃくな溺愛。
不良グループって、少なくとも5人くらいはいるイメージあるけど、そんな集団をたった1人で?
凄い。
うちのトップ3の中の1位と3位はグループで並んでいるのに、
そこでひょこっと顔を出して2位に入る単独の鳳君、何者なんだろう…。
チラッと窓側にある彼の席を見ると空席だった。
まだ昼休み始まってすぐなのに、もういないってことは帰っちゃったのかな……?
相変わらずマイペース。
そんな私を我に返らせるように萌恵ちゃんの声が耳に入ってきて、同時にハッと萌恵ちゃんと話していたことに気がついた。

「てか喧嘩売りにいくなら、あたしに言って。陽羽に悪いことする奴すぐぶっ潰すから」
「えっと、ありがとう、萌恵ちゃん」

恐るべし幹部の力…。
多分、本気でやったら今日よりももっと大事になるんだろうな…。
気をつけよ…。
私はそう心に誓って、萌恵ちゃんとの昼休みは終わった。
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