気まぐれヤンキーくんのあまのじゃくな溺愛。
そしてその後、まさかの【last】のメンバーに歓迎までされて、
喧嘩なんて出来ないけど、実質【last】のグループに陰ながらも属している(らしい)。

『お、如月が言ってた親友さん?めっちゃ可愛いじゃん』
『柚木、初対面でそういう事言うな。陽羽が余計に警戒するでしょ!』

【last】の副総長さん、ちょっとチャラかったな…なんて。あはは…。

「でもそっか〜。鳳に助けられたんだ」
「……助けられたは違うと思う」
「…?何で?」
「だって鳳君いつもマイペースだもん」
「あ〜…なるほどね」

萌恵ちゃんは私の言葉に納得したのかぎこちなく返事をしてきた。
うん、そうだよ。鳳君、猫みたいにマイペースだもん。今朝のは、きっと偶然だ。
1人納得してると「あ、でも!」と萌恵ちゃんは何か思い出したかのような様子で、私との距離をグッと縮めて再び口を開いた。

「鳳、あいつすごいらしいよ。この前、隣校の【shadow】って不良グループ1人で殺ったらしいんだよ」
「⁉︎1人で⁉︎」
「そうらしいって噂でしかないんだけどね。うちの学校のNo.2が鳳だし、本当なんだろうけど」
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