飴ちゃん食べる?~よろしく焼肉ホスト部♡
6*目が合わせられない
眠る時間が訪れた。
ご両親と一緒にいる時は騒がしかったのに、ふたりきりの部屋には沈黙が流れてる。
「じゃあ、私、天野お母様が準備してくれたお布団で寝るね」
「……この敷布団、薄くね? 栗谷川ベッドで寝な? 俺がそっちで寝るわ」
「いや、私が……」
「これ、平行線で譲り合い終わらんやつや……」
「じゃあ、一緒に寝る?」
積極的な発言をしてしまった……。
「う、嘘だよ」
私は必死に否定して、今の発言を取り消そうとした。
「……いや、一緒に寝てもええけど。来いよ」
先にベッドに座っていた彼に誘われ、私もベッドの上に座った。
冷静を装っているけれど、心臓の音が激しくなる。
天野スミス唯が壁側で、私は反対側ぎりぎり落ちそうな場所で横になった。ベッドの端と端だから、距離はある。あるといっても少しだけど。
「じゃあ、おやすみなさい」
部屋が常夜灯になる。
私は天野スミス唯に背中を向けた。
ご両親と一緒にいる時は騒がしかったのに、ふたりきりの部屋には沈黙が流れてる。
「じゃあ、私、天野お母様が準備してくれたお布団で寝るね」
「……この敷布団、薄くね? 栗谷川ベッドで寝な? 俺がそっちで寝るわ」
「いや、私が……」
「これ、平行線で譲り合い終わらんやつや……」
「じゃあ、一緒に寝る?」
積極的な発言をしてしまった……。
「う、嘘だよ」
私は必死に否定して、今の発言を取り消そうとした。
「……いや、一緒に寝てもええけど。来いよ」
先にベッドに座っていた彼に誘われ、私もベッドの上に座った。
冷静を装っているけれど、心臓の音が激しくなる。
天野スミス唯が壁側で、私は反対側ぎりぎり落ちそうな場所で横になった。ベッドの端と端だから、距離はある。あるといっても少しだけど。
「じゃあ、おやすみなさい」
部屋が常夜灯になる。
私は天野スミス唯に背中を向けた。