飴ちゃん食べる?~よろしく焼肉ホスト部♡
あぁ、眠れない。隣に天野スミス唯がいるから緊張して。それに何か会話もしたいし、繋がっていたい――。
「私ね、天野と手を繋いだ時の感触が忘れられないんだ」
「……そうなんや」
「もう一回、繋いでみてもいい?」
普段、絶対に言わない言葉!
いつもと違う環境だと、気持ちが盛り上がって積極的な気持ちになるのかな。多分今の私はまさにそんな状態だろう。
「いいけど」
返事を確認すると振り向き、天野スミス唯の手を握った。
「今日、私たち付き合ってるって思われてたよね。私が相手で、なんかごめんね」
返事が何もない。
多分こっちだけ感じてそうだけど、気まずい。今の言葉、言わなければよかったな。
「そういえば天野は、うちの高校の『伝説のヤンキー』って知ってた?」
「知ってた」
話題を変えたら返事があって、安堵する。
「というか、私のお父様だったんだけどね」
「……俺は、伝説のヤンキーにずっと憧れてる」
「そうなんだ! 天野が私のお父様に憧れてるって不思議な感じがするね」
再びしんとなる。
やっぱりもっと、会話をしたい。
「天野は、ご両親を避けていたの?」
「……だって、俺のこと甘やかしすぎるし、可愛いって言いすぎるから」
――素直に答えてくれた! もしかして今、心を開いている時間?
「天野は、ご両親に愛されてるね」
「うん、知ってる――」
「三つ子のふたりにも愛されてるし、心配されてるよね」
「うん、知ってる。あのふたりはヤバい」
「ヤバい? 具体的にどういう?」
「次あのふたりと会った時に分かるわ……」
「えっ? 気になるんだけど」
返事は帰ってこなかった。
そっと彼の顔を見ると、寝ていた。
私も目を閉じると、いつの間にか眠っていた。
「私ね、天野と手を繋いだ時の感触が忘れられないんだ」
「……そうなんや」
「もう一回、繋いでみてもいい?」
普段、絶対に言わない言葉!
いつもと違う環境だと、気持ちが盛り上がって積極的な気持ちになるのかな。多分今の私はまさにそんな状態だろう。
「いいけど」
返事を確認すると振り向き、天野スミス唯の手を握った。
「今日、私たち付き合ってるって思われてたよね。私が相手で、なんかごめんね」
返事が何もない。
多分こっちだけ感じてそうだけど、気まずい。今の言葉、言わなければよかったな。
「そういえば天野は、うちの高校の『伝説のヤンキー』って知ってた?」
「知ってた」
話題を変えたら返事があって、安堵する。
「というか、私のお父様だったんだけどね」
「……俺は、伝説のヤンキーにずっと憧れてる」
「そうなんだ! 天野が私のお父様に憧れてるって不思議な感じがするね」
再びしんとなる。
やっぱりもっと、会話をしたい。
「天野は、ご両親を避けていたの?」
「……だって、俺のこと甘やかしすぎるし、可愛いって言いすぎるから」
――素直に答えてくれた! もしかして今、心を開いている時間?
「天野は、ご両親に愛されてるね」
「うん、知ってる――」
「三つ子のふたりにも愛されてるし、心配されてるよね」
「うん、知ってる。あのふたりはヤバい」
「ヤバい? 具体的にどういう?」
「次あのふたりと会った時に分かるわ……」
「えっ? 気になるんだけど」
返事は帰ってこなかった。
そっと彼の顔を見ると、寝ていた。
私も目を閉じると、いつの間にか眠っていた。