飴ちゃん食べる?~よろしく焼肉ホスト部♡
「ひゃっ」

 早朝、目覚めると驚いて変な声を出してしまった。だって、私の顔が天野スミス唯の胸元にあったから。

 何故この状態に?

 天野スミス唯はまだ寝ているっぽいし、くっついているのが気持ちよくて。彼が起きるまで目を閉じてそのままでいることにした。しばらくすると、彼にぎゅっと強く抱きしめられた。

 目は開けられないし、声も出せない。

 心臓の音が今までにないくらいバクバクして、すごい。
 
 私はしばらく寝たフリをしていたけれど、天野スミス唯が離れたタイミングで目を開けた。何事もなかったかのように――。

「お、おはよ」
「おー」

 ぽやぽやしていて、彼は朝が弱いのかな?
 
 起きると朝食を食べ、天野スミス唯の実家を出た。

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