不良校の紅一点!?〜最強男子達からの溺愛〜

〜碧side〜

「すいません、少し電話してきますね」

そう言って教室を出ていった藍奈。

……ちっ。誰と電話するんだ?……男か?

そんな独占欲が俺を支配した

「いや〜でもまさか碧がね〜」

「……なんだよ。文句あるのか?」

俺はイライラしているのを隠さず、そう言った

「でもさ〜、俺も藍奈ちゃんのこと、結構好意は持てるな〜」

「……あ"ぁ"?」

自分でもびっくりするほどの低い声がでてしまった

……この場に藍奈がいなくてよかった

「落ち着けよ。仁にとってあの女は媚び売ってこないから好意が持てるってだけだろ」

……ちっ。今日会って少ししか一緒にいないのにもうこんなんなのか、俺は……

俺はそう自己嫌悪に陥った

そんなことを話したりしていると、

「戻りました」

そう言って藍奈が戻ってきた

「おかえり〜」

と仁。

「……遅いぞ」

と愛都。
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