不良校の紅一点!?〜最強男子達からの溺愛〜
……この2人、俺が思ってる以上に藍奈のこと気に入ってるのかもな

そう思うと、嬉しい気持ちと好きにならないかという不安がでてきて複雑な気持ちになった

「……どうしたの?碧くん」

そんな複雑な気持ちがありいろいろ考えていると、あまり変わってはいないが、心配そうに藍奈が声をかけてきた

こんな独占欲、だす訳にはいかねぇよな……

「……いや、なんでもねぇよ」

そう言ってはぐらかした

くそっ。もっと優しくしてぇのに、今まで女のことを避けてきたから接し方がわかんねぇ……

そんな自分に苛立って髪の毛をクシャっとした

「……?」

俺のその行為を不思議そうにしながら残った弁当を食べている藍奈。

……可愛い。女にこんな感情抱く日が来るなんてな……

そう思いながら俺もパンを食べた。その時、ふとこう思った

……そういえばこの2人、女嫌いじゃなかったか?それなのに藍奈はいいのか……

まあ、藍奈はいい女だから当然か

俺はそう思うことにした

……でも、藍奈はなんでここに来たんだ……?こんな不良校じゃなくても良かったはず……というか藍奈は何者だ?まあ、これから知ればいい。



この時の俺はまだ何も藍奈のことを理解していなかった。藍奈の過去からの傷が深いこと、藍奈が何者かなど―――俺は何もわかっていなかった
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