あの子の成績表
私達が通ってきた通路だけでなく、道はあちこちに掘られていたようです。
「こんなに人が地下に暮らしてたら、穴ぼこだらけにならない?」
不安に感じたことをそのまま質問すれば、佳苗ちゃんは肩をすくめて「だから私達が作業してるんよ」と、言ったのでした。
作業内容は事前に聞いていたとおりでした。
今自分たちが登ってきた場所から土を上へ上へと出していく作業が永遠と続きます。
佳苗ちゃんが言っていたとおり滑車がついているのですが、一度の持ち上げる量が何十キロにもなるので、みんなで力をあわせてロープを引っ張らないと、びくともしません。
「ちょっとあんた、ちゃんとやってよ!」
「ご、ごめんなさい」
力仕事をなんてした経験のない私は他の部屋の子たちに散々文句を言われて泣きそうになってしまいました。
それでもどうにか午前中の仕事を終えて、お昼休憩の時間になりました。
鋭いブザー音が穴の中に響くと同時にみんな一斉に手を休めます。
このときに休んで置かないと、後は夜まで休みがないからです。
「ほら、引っ張って」
佳苗ちゃんに言われて縦の穴を確認してみると、下に石や砂ではなくカゴがひっかけられていることに気が付きました。
「こんなに人が地下に暮らしてたら、穴ぼこだらけにならない?」
不安に感じたことをそのまま質問すれば、佳苗ちゃんは肩をすくめて「だから私達が作業してるんよ」と、言ったのでした。
作業内容は事前に聞いていたとおりでした。
今自分たちが登ってきた場所から土を上へ上へと出していく作業が永遠と続きます。
佳苗ちゃんが言っていたとおり滑車がついているのですが、一度の持ち上げる量が何十キロにもなるので、みんなで力をあわせてロープを引っ張らないと、びくともしません。
「ちょっとあんた、ちゃんとやってよ!」
「ご、ごめんなさい」
力仕事をなんてした経験のない私は他の部屋の子たちに散々文句を言われて泣きそうになってしまいました。
それでもどうにか午前中の仕事を終えて、お昼休憩の時間になりました。
鋭いブザー音が穴の中に響くと同時にみんな一斉に手を休めます。
このときに休んで置かないと、後は夜まで休みがないからです。
「ほら、引っ張って」
佳苗ちゃんに言われて縦の穴を確認してみると、下に石や砂ではなくカゴがひっかけられていることに気が付きました。