DEAR 1st 〜 SEASON〜
「あ~~~~~!!!
本っっっ当に恋したぁぁぁい!!!!」
机にうなだれ、そう叫ぶ私。
「……同感。」
由梨は哀れむような目で私を見た。
……だってさ、もうこんな微妙な関係ヤダよ。
───恋がしたい。
カッコイイ人にキュンキュンして、キャーキャー騒いで。
いつか大好きな人と付き合って、
いつか大好きな人と────……
「……はぁっ……。」
私が望む恋はこんなんじゃないのに。
「まぁまぁ彩!
高校行ったら新しい出逢いいっぱいあるって!」
ポンポンと由梨が私をなだめる。
「……うん……」
机にうつ伏せながら、
切に出逢いを願った。
彼氏が欲しい。
恋がしたい。
毎日ときめいて、毎日好きな人の事考えたい。
───そんな
ただ漠然な思いだけを抱え、気がつけば。
カレンダーは入学式の当日になっていた。