DEAR 1st 〜 SEASON〜
「………亮……」
待ってはいない、亮からの着信。
「────………」
無視しよ………。
あたしはポケットからそれを確認し、何も反応せずに戻した。
……女が切れたんだろうか……。
あたしに連絡をして来る時は決まって遊び相手が途切れた時。
──…分かってる。
分かってるから、今まで悲しくて。
でもその反面嬉しかったんだよね。
でももう、絶対嫌。
我慢するだけの恋なんていらない。
あたしがしたい恋は、そんな片方だけが苦しい恋じゃない。
立場が平等じゃなく、振り回されるだけの恋はもうごめんだ。
───…もう、いい加減新しい恋がしたい。
全力で人を好きになって、笑って泣いて─…。
全力で愛したい。
……一度でいい。
胸を焦がすような、そんな一生懸命な恋がしたい──…。