DEAR 1st 〜 SEASON〜
初めての道を歩き続け、
見えて来たのは合格発表以来の学校の姿。
「……えっと……。」
───キョロキョロ…
時計を気にしながら、
遅刻ではないことを確認しクラス表をチェック。
「────…ゲ……。」
そこには、誰一人として知り合いもいない表記のクラスだった。
───ガーン……。
中学からの知り合いみんなと離れちゃった……。
心細い……。
やだなぁ………。
不安ばかりが心のスペースを埋めていく。
もともと、あたしは人見知りが激しい方。
自慢じゃないけど、
友達作りは大の苦手。
「……はぁぁぁ……」
ため息混じりに廊下を歩いていると。
「───高山ー!
もうすぐリハーサル始まるってよ!!」
───…ん……?
誰かがそんな声を出したのを聞いて振り向いた。