DEAR 1st 〜 SEASON〜
「純から色々聞いてるよー★
彩ちゃんの事♪」
「えっ?!」
チカさんがニコッと笑いかけ、あたしにそう教えてくれる。
でっ…でも……。
一体何を、どこまで話されてるんだろう……
「チカ、別にそんなん話さんでえーやろ」
「えー、だって…
あたしが妬くくらい彩ちゃんの話ばっかりするじゃーん」
タジタジする朝岡さんに、チカちゃんが苛めるように笑って。
何だかあたしまでつられて顔が綻ぶ。
「ぶんちゃんも元気っ?」
「はい、チカさんも元気そうで何より♪
また部活に顔出して下さい。」
「うん行く行く!
近々行こうとしてたんだぁ♪」
「朝岡さんと一緒に来て下さいね。
待ってますから♪」
「うん!!」
ぶんちゃんがニッコリ笑って。
チカさんもキラキラした笑顔で返事を返して。
……何故か朝岡さんは俯き、何も言わなかった。
──…それどころか、少し浮かない顔をして。
引きつったような、
愛想笑いのような……
そんな複雑な笑顔を見せていた。
そこに違和感を多少なりとも感じさせるような…。
何とも、奇妙な空間だった。