DEAR 1st 〜 SEASON〜
「あ、やっぱりいるんだー?」
ナナはニコニコと笑いながら、目の前でポッキーをかじりだした。
「……いるっていうか……
正しくは“いないに等しい”かな。」
あたしが差し出されたポッキーをかじる。
「……いないに等しい?
何だそれ??
じゃ、片思いってこと?」
「……んー…」
あたしが言葉を発しようとしたその時だった。
────ヴーヴー……。
タイミング良く、あたしのケータイが音と光を放ち始めた。
「……えっ……」
──……まさか……。
違うよね?
恐る恐るケータイを覗くと─……
『着信、亮』
「…………」
───……やっぱり…。