DEAR 1st 〜 SEASON〜


「あ、やっぱりいるんだー?」


ナナはニコニコと笑いながら、目の前でポッキーをかじりだした。



「……いるっていうか……

正しくは“いないに等しい”かな。」



あたしが差し出されたポッキーをかじる。




「……いないに等しい?

何だそれ??

じゃ、片思いってこと?」



「……んー…」



あたしが言葉を発しようとしたその時だった。




────ヴーヴー……。




タイミング良く、あたしのケータイが音と光を放ち始めた。




「……えっ……」



──……まさか……。



違うよね?



恐る恐るケータイを覗くと─……




『着信、亮』





「…………」




───……やっぱり…。


< 23 / 370 >

この作品をシェア

pagetop