無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる
琴葉ちゃんは私だなんて言っていたけれど、琥珀くんはそんなこと言わないはず。
私より魅力的な女の子なんて、ごまんといるはずだもん……っ。
「えっと、そんなの玲奈さん一択じゃないですか?」
「そうよね!
佐藤くんならそう言ってくれると思ってた!」
迷うそぶりもなくそんなことを言う琥珀くんに、琴葉ちゃんは目を輝かせている。
な、なんで……っ⁉
「ちょ、ちょっと、琥珀くんまで何言ってるの……⁉
そんなの、私じゃないに決まってるじゃん……!
私より魅力的な人の方がたくさんいるよ……‼」
必死に違うと反論するけれど、二人は「いいや」と頑なに意見を変える様子はなく。