苦手な上司にプロポーズすることになりました
「最近、佑茉先輩、リモート少ないですねっ」

 お顔が見られて嬉しいですっ、という意味で言ったのだが、佑茉は、ハッとした顔をした。

「そういえばっ。
 なんとなく、来て仕事してる!」

 週三リモートに切り替えようと思ってたのにっ、と叫んだあとで、
「まあ、ちょっと今は、気になることがあるから」
と言った佑茉は礼央の後ろを見た。

 礼央もチラとそちらを窺う。

 佑茉の視線の先には、
 初めて見たとき、なんて格好いいっ。
 いかにもエリートな感じの方がっ、と感激した赤荻由人と、気さくでイケメンな先輩、庄内竜吾がいた。

 まさか、あの二人のどちらかお好きだとかっ!?

 はっ。
 でも、そういえば、赤荻部長の彼女の名は、『ゆかりさん』だったな。

 佑茉先輩がフラれるとかないから。

 佑茉先輩がお好きなのは、竜吾先輩!?
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