苦手な上司にプロポーズすることになりました
「……というか、適当なことを言ってると思ってたんだが。
 同じ時期に学校にはいなかったんだが、ほんとうに高校の先輩だったらしいんだ」

「丸和泉さん、意外に賢かったんですね」

 いや、意外には失礼でしたね、と佑茉は言う。

「話がそれたな」
と由人は言ったが。

 まあ、自分のありえない噂話より、丸和泉新平と会社の人間が接触したことの方が大問題な気がしていた。

「ともかく、最近、竜吾とよくいるんだ。

 あいつはいい奴だ。

 だから、お前と付き合っているというのは、嘘だと思った」

「待ってください。
 その三段論法おかしいです」
とか言っている間に、降りるバス停に着いていた。




< 152 / 379 >

この作品をシェア

pagetop