苦手な上司にプロポーズすることになりました
 佑茉が由人の実家の畑に行くのだと言うと、

「そうですか。
 では、もうちょっと普通な感じがいいかと思いますね」

 斎藤は香ばしい香りのお茶を持ってきた女性店員に、指示している。

「駅前のウルハラスポーツさんに何着か見繕ってもらって。
 薬川佑茉さんがいらしてるって伝えたらわかるから」

 はい、と頷いて、彼女が去ると、世間話をしている間に、佑茉に似合いそうなジャージなどが届いた。

 サイズも完璧にわかっているらしい。

「いかがですか?
 うちより、あの店の方がこういったものは品揃えがいいので」
と斎藤は佑茉に試着してみるよう、勧めている。

 佑茉は、そちらでもゆっくりくつろげそうな広い試着室で着替えて来ては、自分と斎藤に、

「どうですか?」
と訊いてくる。
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