苦手な上司にプロポーズすることになりました
よくこの蕎麦屋に来ていると聞いたけど。
ほんとうにいたよ。
俺、勘さえてんなあ、と思いながら、大手ヘッドハンティング会社のヘッドハンター、丸和泉新平は壁際の席に座っていても目立つ男、赤荻由人を見た。
しかし、なんかすごい美人といるな……。
やり手そうな美女だ。
もしかして、彼女かな。
そう思い聞いたが、違う、と由人は言う。
だが、彼が女性と二人で食事しているところなど初めて見た。
なにもないはずはないっ、と思いながら、新平は探り探り会話をしていく。