苦手な上司にプロポーズすることになりました
「はい。
 この間、蕎麦屋でみんなが赤荻部長は頼りになるという話をしていたので。

 会社には、やはり、この人がいないと駄目だなと思って。
 部長が去ってしまうのをどうしても止めようと」

 ははは、と高嶺が笑って言った。

「それは言い訳だろう。
 お前自身が由人を止めたかったんだろ」

「そうだとしたら、大失敗でしたよ。
 危うく、結婚話が流れるところだったんで」
と照れる佑茉に由人が赤くなり、微笑ましげにエリナや高嶺たちがこちらを見た。
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