苦手な上司にプロポーズすることになりました
「それで、今、どうなってるんですか?」
数日後、佑茉はキッチンカーで出会った新平に訊かれた。
「結局、部長の部屋からちょっと離れた部屋に引っ越したんですよ」
「何故ですか」
恥じらいですよ、と佑茉は思っていた。
ちなみに、アプリを入れて確認したが、とりあえず、いびきはかいていないようだった。
「どうして、あなたたちはそんなにまどろっこしいんですか」
と新平に言われる。
「でも、日々、少しずつ近づいていってるんです。
部屋かえながら」
「なんですか、それ。
ホラーですか」
「……実は、もう部長の部屋の隣まで来てるんです」
「都市伝説ですか?」