苦手な上司にプロポーズすることになりました
 そんなことを考えているうちに、あっという間に、一週間経って、佑茉の誕生日はもう明日。

 と、とりあえず、普通に夕食は二人でとりたいな。

 何処かに行ってもいいし。
 二人で星空を眺めながら、いつものテラスで酒を呑んでもいい。

「明日は用事はないか?」
と訊いたら、

「別にないです」
と言っていたし。

 ……今更だが、誰かと約束しないよう、言っておかないとな、
と思う由人は気づいていなかった。

 みんな、いつもは佑茉の誕生日を祝うのに。
 今年は、由人に遠慮して、誘わなかったのだということに。

 自分と佑茉がそこまでの関係だとは思っていなかったからだ。
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