苦手な上司にプロポーズすることになりました
昼食後、佑茉が同期のみんなと自動販売機のカフェオレ片手に話していると、物陰から手招きしている男がいた。
竜吾だ。
同期なのに、何故、ここに入ってこない、と思いながら、カフェオレを飲んでいると、竜吾は激しく手招きしてくる。
なんなんだ……と思いながら、そっちに行くと、両腕をつかまれ、曲がり角の向こうに引っ張り込まれた。
「お前、部長と暮らしてるのか?」
さっきの訊かれてたのか、と思ったが、言い訳もめんどくさいので、素直に認めて、佑茉は言った。
「ああ、家の何処かで暮らしてるみたいよ」
「……どんな家だ」