苦手な上司にプロポーズすることになりました
「そうだな。
 近いし、呑んでも歩いて帰れるもんな」

「そういえば、少し歩いて、大きな通りに出たら、回転寿司もありましたよ、この辺」

 今度、行きましょうっ、とまた誘いながら、由人のグラスにワインを注いだ。

 由人がボトルをとり、佑茉のグラスにそそいでくれる。

 いい風が吹いてるな~、と佑茉は庭の方を見た。

 広い庭と道との間にそびえる木々のおかげで、通行人に見られることもない。

 二人、呑みながら、しばし、普段、会社ではしないような話をした。

「忙しいと、仕事以外のこと、なにかしようと思っても、ついつい三日坊主になっちゃうんですよね~」

「そうだな。
 どうしても、仕事優先になるしな」

「でも、私、最近思うんです。
 人は身体を守るために、三日坊主になるかも、と」

 は? という顔をされる。
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