苦手な上司にプロポーズすることになりました
 


 佑茉とあのルーフテラスで待ち合わせた。

「かぼちゃとあずきのいとこ煮作ったんですけど。
 たくさん作りすぎたので、いかがですか? と思って」

「どうした。
 近所のよくできた主婦みたいなことを言って」

「……部長は私にいろいろ偏見があるようですね」
と言われてしまう。

 なんだかんだで、いろいろ各自持ち寄って、また、テラスで食べることにした。

「最近、ストレス解消のためにやってることがストレスなんですよ」

 ワインを呑みながら、佑茉はそんな話をはじめる。

「ヨガか?」

「……太極拳です」

 何故、ヨガ……? という顔をされた。



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