Deception〜私たちの恋の裏にはそれぞれの思惑が渦巻いている〜
並べられた商品は全部で六点。ショーケースの上でキラキラと輝く指輪につい圧倒されてしまう。ダイヤモンドの輝きがどれもこれも煌びやかで素敵だ。この中から何を基準にして選べばいいんだろう。
「好みのデザインはある?」
耳元で彼の声が聞こえて、頬が熱くなった。想乃は隣りを見れず、曖昧に首を傾げた。
「実際に着けてみるといいよ。指輪の号数はわかる?」
号数。そんなものは測ったことがないのでわからない。ううん、と無言で首を振った。
慧弥に促されて、店員が左手薬指のサイズを測ってくれる。九号だった。
それぞれ六点を着けてみて、あ、と目を瞬いた。惹かれるデザインがあった。椿の花をモチーフにしたリングで中央に大粒のダイヤが付いている。プラチナかピンクゴールドの二種類から選べるようだ。
「それがいいの?」
表情から察して慧弥が尋ねた。店員も笑みを咲かせて勧めてくれた。
「そちらは永遠の愛を意味するリングです。婚約指輪としても人気が高いんですよ」
指輪の填まった自身の手を見つめ、しばし惚けてしまう。リングはプラチナのものだ。「想乃の手によく似合ってるね」と囁かれ、想乃はこくんと頷いた。
「こちらをいただきます」と言い、彼が鞄の中からブラックカードを出した。
「好みのデザインはある?」
耳元で彼の声が聞こえて、頬が熱くなった。想乃は隣りを見れず、曖昧に首を傾げた。
「実際に着けてみるといいよ。指輪の号数はわかる?」
号数。そんなものは測ったことがないのでわからない。ううん、と無言で首を振った。
慧弥に促されて、店員が左手薬指のサイズを測ってくれる。九号だった。
それぞれ六点を着けてみて、あ、と目を瞬いた。惹かれるデザインがあった。椿の花をモチーフにしたリングで中央に大粒のダイヤが付いている。プラチナかピンクゴールドの二種類から選べるようだ。
「それがいいの?」
表情から察して慧弥が尋ねた。店員も笑みを咲かせて勧めてくれた。
「そちらは永遠の愛を意味するリングです。婚約指輪としても人気が高いんですよ」
指輪の填まった自身の手を見つめ、しばし惚けてしまう。リングはプラチナのものだ。「想乃の手によく似合ってるね」と囁かれ、想乃はこくんと頷いた。
「こちらをいただきます」と言い、彼が鞄の中からブラックカードを出した。