Deception〜私たちの恋の裏にはそれぞれの思惑が渦巻いている〜
***
翌朝、いつものように郷の弁当を用意して中学校へと送り出した。朝ごはんを食べてから後片付けに勤しんでいると、ピロンとラインの通知音が鳴った。慧弥からのメッセージを見て、自然と口角が上がる。
【おはよう。夕方までにピアノ以外の商品が届くと思うから、ちゃんと受け取るんだよ】
あ。そうだった!
キッチンに置いたデジタル時計をちらちらと確認しながらひと通りの家事を済ませる。熱いコーヒーを淹れてリビングでくつろいでいると、不意にスマホが聞き慣れない音を鳴らした。なにかの通知だろうか。首を傾げ、画面を確認する。あ、と目を見開いた。
昨夜寝る前に書いた日記にコメントが届いていた。登録をしてから不定期で書くことにした彼とのお付き合い記録だ。匿名で日記が書ける【おしゃれダイアリー】というサイトにアクセスをした。
《妄想乙》
コメントにはたったひとこと、そう書いてあった。もうそうおつ。つまりは自分が書いた内容そのものへの中傷コメントだ。しょせんあなたの妄想で現実にはなりませんよ、お疲れ様です、という意味だ。
文面にもならない漢字三文字を見つめ、まぁそうだよね、と思ってしまう。うっかり嘆息がもれた。
翌朝、いつものように郷の弁当を用意して中学校へと送り出した。朝ごはんを食べてから後片付けに勤しんでいると、ピロンとラインの通知音が鳴った。慧弥からのメッセージを見て、自然と口角が上がる。
【おはよう。夕方までにピアノ以外の商品が届くと思うから、ちゃんと受け取るんだよ】
あ。そうだった!
キッチンに置いたデジタル時計をちらちらと確認しながらひと通りの家事を済ませる。熱いコーヒーを淹れてリビングでくつろいでいると、不意にスマホが聞き慣れない音を鳴らした。なにかの通知だろうか。首を傾げ、画面を確認する。あ、と目を見開いた。
昨夜寝る前に書いた日記にコメントが届いていた。登録をしてから不定期で書くことにした彼とのお付き合い記録だ。匿名で日記が書ける【おしゃれダイアリー】というサイトにアクセスをした。
《妄想乙》
コメントにはたったひとこと、そう書いてあった。もうそうおつ。つまりは自分が書いた内容そのものへの中傷コメントだ。しょせんあなたの妄想で現実にはなりませんよ、お疲れ様です、という意味だ。
文面にもならない漢字三文字を見つめ、まぁそうだよね、と思ってしまう。うっかり嘆息がもれた。