Deception〜私たちの恋の裏にはそれぞれの思惑が渦巻いている〜
「でも黎奈さん……私にはちょっと大人っぽすぎると言うか、む、胸も」
尻すぼみに声を縮める想乃を見て、黎奈が「なに?」と聞き返した。
「その……胸も大きくないし。お腹まわりも……太ってしまったので」
綺麗なバストラインをした黎奈に並ぶと見劣りするのは一目瞭然で、自分のヒップラインが貧相なのも気になった。
言いながらあかくなる想乃を見て「なるほどねぇ」と黎奈が目を細めた。
「体型とかラインが気になるなら整えればいいし。セクシーで可愛いから慧弥も気にいると思うわよ?」
「……え」
「とりあえず今日はそれを着て帰って? 次に行くところももう決めてあるから」
黎奈が想乃の背後にまわり、首元に付いたタグをちょきんとハサミで切ってくれる。それを店員の女性に渡すと、ずんずんと出入口へ向かって足を進めた。
「あ、あの」と狼狽えながら想乃はレジカウンターと黎奈の背中を交互に見やる。店のガラス扉を開けた黎奈が「なにしてるの、想乃ちゃん。早く行くわよ?」と急かしてくる。
「はい……」
お会計はいいんでしょうか……?
店員の女性と目が合い、やんわりと微笑まれた。想乃はぎこちなく笑い、会釈を返した。
て言うか。いったい幾らだったんだろう、この服。
尻すぼみに声を縮める想乃を見て、黎奈が「なに?」と聞き返した。
「その……胸も大きくないし。お腹まわりも……太ってしまったので」
綺麗なバストラインをした黎奈に並ぶと見劣りするのは一目瞭然で、自分のヒップラインが貧相なのも気になった。
言いながらあかくなる想乃を見て「なるほどねぇ」と黎奈が目を細めた。
「体型とかラインが気になるなら整えればいいし。セクシーで可愛いから慧弥も気にいると思うわよ?」
「……え」
「とりあえず今日はそれを着て帰って? 次に行くところももう決めてあるから」
黎奈が想乃の背後にまわり、首元に付いたタグをちょきんとハサミで切ってくれる。それを店員の女性に渡すと、ずんずんと出入口へ向かって足を進めた。
「あ、あの」と狼狽えながら想乃はレジカウンターと黎奈の背中を交互に見やる。店のガラス扉を開けた黎奈が「なにしてるの、想乃ちゃん。早く行くわよ?」と急かしてくる。
「はい……」
お会計はいいんでしょうか……?
店員の女性と目が合い、やんわりと微笑まれた。想乃はぎこちなく笑い、会釈を返した。
て言うか。いったい幾らだったんだろう、この服。