三人が離れてくれませんっ




わたしはいっちゃんに何度か小さく頷き、たーちゃんに向き直る。




「で……話戻すけど、やってけそうなの?」



「わたしは──」



「頑張るとか軽く言うなよ?俺らの高校はただの荒れた野郎の集まりじゃねぇんだ。病院送りになるやつも、知らない間にいなくなる奴もいる。女だから、手出ししないなんてことねぇ」




俯いていたしゅーちゃんがまっすぐにわたしを見据え、そう言葉を並べた。



回りくどい言い方をしないしゅーちゃんに言われた一つ一つが、わたしの心に重くのしかかる。



スカートを強く握りしめ、たーちゃんとしゅーちゃんに言われたことを頭で反芻(はんすう)していく──




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