三人が離れてくれませんっ
『ちょろ』
またシンクロするの何で?
「別にい──」
「あ、てか昨日の愁、あれ告白?」
急に話をぶったぎるたーちゃん。
「告白って?」
「俺のそばにいろ……って紫乃に」
いっちゃんはたーちゃんに尋ね、二人の視線は──しゅーちゃんへ。
「あ、アレは……総長としてだな!」
「じゃあ僕もトップ目指そうかな」
「紫乃のためにその地位は利用出来そうだね」
トップに興味なかった二人の眼が鋭く光り、総長もまた──
「やっとか……勿論、纏めて相手してやるよ!」
口角を上げる。