今夜だけのはずが極上の彼に愛されて


「フランクなんだね」

「まぁ、事務系の部署ではまた違う雰囲気だけど、こっちの技術系の部署はそんな感じだよ」

「それじゃ皆んなに合わせる事にする」

「はは。そっか。でも二人の時はこれまで通り名前で呼んでよ」

そう言って腰に手が回って引き寄せられ顎を持ち上げられる。

誠を見上げると目が合った。
そして顔が近付いてくる。

「キスしていい?」

寸前で止まりそんな事を聞いてくる誠。

「…ズルい」

そう言えば誠はクスッと笑って柔らかい唇を押し付けてくる。
そして舌でこじ開けられ、ゆっくりキスをされる。

「名前で呼んで。二人の時は」

「んん…わかったっ…」

「いやらしい顔になった」

私を見て妖艶に微笑む誠。

「そんな事…」

あるかもしれない。
だってキスをしただけだというのに私の下着の中は既に蜜で濡れてしまってるから。

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