今夜だけのはずが極上の彼に愛されて
ドアを開ければ紙袋が置かれていて丁寧に包まれ、スキンケア一式が入っていた。

さっそくそれをお風呂場に持って行き並べる。

何だか一緒に住んでるわけでもないのに、こうして女性物のスキンケアが並ぶだけで同棲感が出るな。

思わず笑いそうになる。
こんなんで喜ぶな。

歯ブラシも用意したろ。
あとはタオルとバスローブか。

よし。

初めてうちに泊まった時は何もなくて、でもどうにかある物で代用したから。

今回はこれで大丈夫だろう。

これまでここに女を入れたことはない。
そこからして違う。

紅羽は特別だ。

にしても…

俺は自分の気持ちをちゃんと伝えていたのに。
どうして紅羽はあんな態度を取るようになったのだろうか。

俺こそ聞きたい。
あの日サービスエリアで見た男は誰だったのかと。
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