今夜だけのはずが極上の彼に愛されて


「ああ。学校を作って講師をしたい」

「できるよ! 誠なら!」

「一緒について来てくれないか?」

「わ、私が?」

「うん。パタンナーとデザイナーは一心同体。俺はそう考えてる。紅羽と組んでから尚更そう思うようになった」

「一心同体…」

「そう。もしそれを一人で出来る奴がこの先出て来たら…」

「それは凄いことだよ!」

「そう。でも俺と紅羽なら教えてやれる。そんなデザイナーを育てられる」

「…それは日本で?」

「もちろん日本に。日本から世界に。日本には技術をくすぶってるたくさんの原石がいる。俺や蒼翔のように皆んなが皆んな海外の名門学校に行けるわけじゃない」

紅羽はしばらく黙ったまま何かを考えている。
紅羽は東京の服飾大学を出てる。

「……わかった。やろう!」

紅羽ならきっとわかってくれると思ってた。
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