今夜だけのはずが極上の彼に愛されて
嬉しいけど複雑だ。

「マットくん。久しぶりね。日本に行ってしまったと思えばこんなに綺麗な奥さんと結婚だなんて」

そう言って話しかけてきたのはこれまた要注意人物のクリスティーナ。

ニューヨークで芸能プロダクションの代表を務めるブロンズヘアのグラマラスな女性だ。

Mattを愛用してくれている一人でもあるが、俺は何故だか昔から口説かれる。

勘弁して欲しい。

これまでもむげには出来ずやんわりと断ってきたが、なかなかこの人は諦めが悪いらしい。

どうしたって俺を食いたいとあからさまに誘ってくるのだ。

全く俺にはその気はないし、勘違いされるような態度を取った覚えもないが、紅羽に余計な心配はかけたくない。


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