今夜だけのはずが極上の彼に愛されて
「Mattはすごく素敵なブランドだもの。これからも事務所共々応援させていただくわ」

ここに下心がなければ完璧なんだけどな…

絶対に隙あらば狙われそうで怖い。

「ははは。そう言って頂けて嬉しい限りです。これからも妻と一緒に頑張ります」

「そうそう。奥様はパタンナーさんなんですものね?」

クリスティーナはずっと隣にいた紅羽にやっと視線を向ける。

「ええ。僕の唯一無二のパートナーです。公私共に支えてもらってます」

「そうなのね。マットくんとずっと一緒にいられるだなんて羨ましいわ」

紅羽を見ながらそんな事を言う。

「僕が離れたくないだけですよ」

頼むから紅羽に突っかからないでくれ。
心配で紅羽を見るも、意外にもその横顔は凛としていた。

「あらまぁ。それにしても奥様、良く見たら本当に美人じゃないの」

え?
今更?

クリスティーナはまじまじと紅羽を見る。
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