今夜だけのはずが極上の彼に愛されて
「おいで」

俺はすかさずベッドに紅羽を連れて行く。

「上書きしよう」

そしてベッドに紅羽を縫い付け覆い被さると極めて優しくキスをする。

怖がらせないように。

「んっ…」

ようやく紅羽の肩の力が抜けてきたところで俺はゆっくりと身体に手を這わせる。

「ここだな?」

コクっと頷く紅羽を見て、胸の膨らみを下から包み込むように揉みしだく。

ちくしょう。
俺の紅羽になんて事しやがんだ。

絶対に九条は許さねぇ。

「脱がせていい?」

「うん…」

このままではさすがにな。

紅羽の手を引いて起き上がらせ立たせて、丁寧にドレスを脱がせた。

早く肌で紅羽を感じたくて俺もスーツを脱ぎ捨てた。
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