今夜だけのはずが極上の彼に愛されて
蒼翔は彫師をしている。
それもあって昨日の彼のタトゥーを見ても全く驚かなかった。

ちなみに私には入ってない。

父は色黒のムキムキマッチョマンで腕にバッファローのタトゥーを入れている。
もともとはラグビー日本代表をしていたからかいまだにいつ見てもムキムキだ。

Tシャツの袖がムッチムチでいつも笑ってしまう。

一方母はスラッとしていて元アナウンサー。
今は面影がない程日焼けして、だいぶワイルドマザー化している。

どうやら二人は試合のインタビューをきっかけに結婚したらしい。

そんな個性的な家族が私の家族。

蒼翔のマンションについてピンポーンとインターホンを鳴らす。

ん?

返事がない。

ま、いつもの事か。
寝てるんだな。

そう思ってしっかりと奪った合鍵で中に入る。
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