今夜だけのはずが極上の彼に愛されて
部屋に入るとどうやらシャワーを浴びているようだ。

「あんっ…、はぁっ…蒼翔っ…」

げげ!

弟ー!

朝っぱらから何て事しとるんやー!

慌てて玄関を見れば確かに女性ものっぽいスニーカーがあった。
すっかり見逃していた。

彼女いたっけ!?

あたふたしていれば、事が終わったのか浴室のドアが開いて素っ裸の蒼翔と目が合った。

「紅羽!? おい! 勝手に入ってくんなって言ってんだろいつも!」

怒鳴られてるのに私の目はもう一点に集中して釘付けになってしまった。

「あんたいいもんぶら下げてんね」

つい口からポロっと出てしまう私。

「ばかやろう!」

蒼翔は慌てて前を手で隠した。

「あははは」

「蒼翔? 誰かいるの?」

中から女の子が話しかけてきた。
まずい!
私のせいで修羅場になったら後が怖い。
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