今夜だけのはずが極上の彼に愛されて


「でも今日紅羽ちゃんがショーに来るまではまだ確信持てなかったんだ。下の名前しか知らなかったし。でも、前もドレス自分で作ったって言ってたから…。紅羽ちゃんだったらいいなって…」

て事は、私はちゃんと実力で評価されたって思っていいのかな…
だとしたら凄く嬉しい。

「紅羽ちゃん」

誠の声が甘い声に変わった。
耳障りの良い低い声が鼓膜をくすぐる。

すると誠の手が伸びてきて私の頬にそっと触れた。
大きな手。

節々がゴツゴツしていて血管が浮き出てる男らしい手だ。

なのに指が長くて綺麗。
タトゥーがそれを余計に怪しく引き立てている。

「誠は、どうしてマットって呼ばれてるの?」

「俺、アメリカ育ちなんだ。向こうだとマコトって名前は大体マットって呼ばれる」

「そうだったんだ。あ、アメリカ育ち? あ! だからMattはニューヨーク発祥なの?」

「正解」




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