今夜だけのはずが極上の彼に愛されて
「どうして欲しい? 言って…」

この関係は一体なんなのか…
こんな事を続けてしまったらいつか境界線は曖昧になる、絶対に。

そして私はきっと…
泣かされる。

誠を見上げてそんな事を思う。
目の下の二つ並んだホクロがまた魅力的だ。

「誠の…挿れてっ…」

それでも私は欲に負けてそんな事を言ってしまう。

今夜だけだから…と言い訳をして。





「あっ…はぁっ…!」

もう何度目かわからないほど絶頂に導かれる。

私を四つん這いにして後ろから非常にちょうどよい速さで打ち付けるその腰つきに、ぐうの根も出ない。

「あーやば、きもち…」

耳元で腰を突き動かしながら私を抱きしめて囁かれる。

「あっ、んっ…」

気持ちいいとこばかり…当ててくる。
この刺激を少しだけ逃がしたい…

「だーめ。逃げないで」

そんなっ…
ガンと更に奥に打ち付けられ私はまたビクッと絶頂に達してしまう。
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