無気力な先輩は、私のヒーローです。

昼休みの屋上

花side

昼休みになると同時に、屋上へ向かう。早く先輩に会いたくて、自然と早足になる。

屋上のドアを開けると、先輩がベンチに座ってフェンスにもたれかかっているのが見えた。



「先輩?」

「…ん?花?」



眠そうな顔をしている先輩に飴を渡す。



「こないだのジュースのお返しと、気にかけてくれたお礼です」

「気にしなくていーのに。ありがと。…ん、りんご味だ」

「…先輩、お返しに渡すりんご味の飴の意味、知ってますか?」

「んーん、知らない。どんな意味?」

「…“運命の相手”、です」

「ふーん。…花、桃の花言葉知ってる?」



桃の花言葉…何だろう…?
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