重ねる涙の先で仕合せは紡ぐ。
そして、お店が閉店し閉店業務が終わると、「お疲れ様でした。」と挨拶をして、裏口からみんな帰宅して行く。
わたしもいつもの家路を歩き、帰宅しようとしたのだが、何と無く後ろに気配を感じた。
その気配は職場を出てからずっとついて来る。
わたしは立ち止まり、後ろを振り返った。
すると、誰かが急いで電柱の陰に隠れたのが見えた。
えっ?わたし、つけられてる?
ってゆうか、今電柱に隠れた人、見覚えある、、、
そう思いながら、わたしは早足で歩き出した。
すると、後ろの気配も早足でついて来る。
ヤバい、やっぱりついて来てる。
どうしよう。
そう思い、歩きながらチラッと後ろを振り返ると、わたしと距離を取りながら歩いている人が見えた。
えっ、、、あれ、山内くん?
一瞬しか見ていないが、先程からついて来ている人が山内くんに見えた。
わたしは怖くなり、小走りで自宅に帰ろうとしていた。
そして、緑丘公園に差し掛かった時、緑丘公園のすぐ側にある自販機前に人が立って居るのが見えた。
人が居る。助けを求めようかな、でもなぁ、、、
そう思ったが、わたしは自販機前に居る人の身長が自販機と大体同じことに気付く。
あんなデカい人、、、巡じゃない?
「巡っ、、、!」
わたしが呼ぶと、自販機前に立つ人がこちらを向いた。
その人は、やはり巡だった。